もう約10年程前になりますが、私はオーストラリアへ留学していました。
約1年の留学生活、とっても楽しかったです。
今時点ではコロナの影響でなかなか留学なんてできない日々が続いていますが
早く収まるといいですね。(;´・ω・)
留学について私の母曰く『普通の大学に入学して、いい企業に入ってほしかった』
そうです。(留学を終えて数年後に知りました。)
今でこそ海外に目を向けるべきとかいろいろ言われてますが
当時はそうでもなかったと思います。少なくとも私の周りでは一般的な選択肢ではなく
留学すると言った私は少し浮いた存在となりました。
それでも私は留学して本当に良かった!!と今でも自分の選択を褒めたいです。
今回のブログでは当時自分が思った事、知りたかった事を考えながら書いていきます。
この記事では
- 留学に迷っている人の背中を押したい!
と思いながら書いていますので、参考になれば幸いです。
留学の動機
私の留学の動機の前に、皆さんの留学の動機が気になります。
『英語を勉強して就職に有利になりたい』とか『英語に関する職業に就きたい』
とかですかね。また他にも
『留学して自分の視野を広めたい』とか『人生の経験を深めたい』なんかも
留学する際の大きな理由だったりしますね。
ちょっと不純かもですが
『外国人のパートナーが欲しい!』とか『親が行けっていうから』なんてのも
ありますね。私は前者なら支持しますよwww
私の留学した理由についてですが、かなり肩透かしを食らうかもしれませんw
当時高校一年生だった私。初めての高校生の夏休みが終わり、
休み明け初の世界史の授業を受けている時でした。
先生方は聞きますよね?『夏休みどうだった?』的な?
思い思いに答えていくのですが、先生は
『私はエジプト(多分エジプトだったはずw)に行ってきました!』
と、現地の写真を見せてくれたんですね。
別にその写真が素晴らしかったわけでは無いんですが、単純に
『海外か。良いな。』と思っちゃったんです。こうして私の興味は留学になりました。
要するに『なんか海外楽しそうだなー』と思って留学しました。
今でこそ、先ほど挙げた理由に対して『薄いな~』と思いますねw
私の通っている高校は進学校でして、大体の卒業生は進学しました。
就職も数える程度だったのですが、留学なんてもちろん一人だけでした。
(何故か後から感化されてもう一人留学希望者が増えましたw)
一見『留学なんてすごいな―!』と高尚な目(?)で見られていた気がするのですが
なんてことは無い『海外楽しそうだなー』ぐらいの気持ちで留学しました。
具体的な目標がある方はもちろん素晴らしいですが、私が知っててほしいのは
『これぐらいの気持ちで行ったけど、とっても楽しかったし満足している』
と思っている人もいると知ってほしいです。
今留学しようとしている人はもちろん
なんとなくやりたいことは無いけれど、とりあえず大学に行っとくか
と考えている人にも、留学を一つの選択肢に加えていただければと思います。
留学するについて行ったこと
留学するにあたって、絶対に成し遂げたいことがありました。それは
『自分のお金で留学する!』でした。
これは今でも自分の事を褒めたい気持ちですし
留学するなら自分でお金を貯めていった方がいいと思っています!
これは実際に留学した際の”ありがたみ”にも繋がりました。
多くの方は語学学校に行くと思うのですが、自分で費用を支払った分
学校はまじめに通ってました。
ちなみに留学するにあたって勉強しようと思ったけどダメでした。
正確にはダメではなかったのですが、あまり身につかなかった(もともと英語も苦手だったし)
当然ながら留学してからの勉強のほうが比較にならないほど大きかったです。
(ちなみに勉強法については過去にまとめてあるので見てみてね!)
留学に関して不安だったこと
細かいことは色々不安でした。
本当に行けるのか?
英語は喋れるのか?
向こうでどう暮らすんだろう?
しかしあまり気にしていませんでした。これについてはただ自分が
かなり能天気だった。と言わざるを得ませんw
それ以上に海外に行くのが楽しみな気持ちのほうが強かったです。
ただ、一つだけ悩みに悩みました。それは
『将来の事』です。
例えば留学が語学のため、と目的があるならそうは悩まないでしょう。
留学の先に自分のやりたいことがあるのですから。
対して私は留学してからの目標がなかったのです。
決して留学を適当に決めたわけではありません。
動機が何であれ、その時の私にとって留学は『夢』でした。
だからこそなんとなく『夢が叶ったらどうなるんだろう?』と
少し不安になったんですよね。
答えと言えるかどうかは分かりませんが、当時の私にはこの言葉が深く印象に残ってます。
それは私の留学をサポートしてくれた『ワーキングホリデー協会』の方のお言葉でした。
出発数日前にお話ししたときの事です。
『この留学が成功するかはこれからのSaekiさんの現地での行いにかかっています。 Saekiさんが帰ってきた後に”あぁ、この留学は失敗だったな”と思うようなら留学は失敗ですし、悩んでいたように普通に大学に行けば良いのかもしれません。ただ 帰ってきて”留学して良かった!”と思えるなら、行って良かったってことです。 それを決めるのはこれからの日々です。今までも留学に向けて頑張ってきましたが ここからが本当に大事です。ここからがスタートです。 数年後に後悔しないように、実りある経験となるように留学生活を楽しんでください! そして留学した後も大事です。その先の人生も長いのですから。 後に”留学は失敗だったな”と言われないように、帰ってからも頑張りましょう!』
私も『留学が成功するのか』というのを考えていました。
ただ、何が成功なのかにもよりますが、一つ言えるのは
『後々振り返って”あの時留学してよかった!!”と言えるかどうか』
だと私は思います。
いまだにあの時の事は覚えていますし、10年経った今でも最高の思い出です。
行って良かったと思うし、友人にはよくこう話してます。
『もしもう一度留学するなら、記憶を消して留学したい。』
これはその方が楽しいから。多分英語も喋れないけどそれが良いんです!!
そうして仲良くなった友達や、感動する体験、初めての挑戦
苦労も恥も全て私の財産です。
今では現地で1日野宿したのもいい思い出です(笑)
ちょっと話が脱線しちゃいましたね。将来について少し私の話を。
その後留学から帰ってきた私(当時22歳)
最初は『せっかくなので英語を使った職業に就こう!』と考えました。
そういった方面では沖縄は若干有利なのかもしれません。
でも結局英語を使う仕事はしませんでした。
英語が難しかったのもありますが(感覚的にはビジネス英語)
不動産業界に不思議なご縁で入ってしまったからです。(この話はまたいつか)
もともと英語をマスターして仕事をしようとしてなかった私。
先ほどの言葉が思い出されます。
『このままでは私の留学が失敗になってしまう!』と。
このままでは『留学せずに大学にでも入った方が良かったじゃん』と言われてしまう。
ただ不思議なもんで、その後不動産業界の道に進みました。
現在は社長にまでなって、大変ですが毎日楽しく過ごしています。
今でも留学の経験に満足しているのですから
だれが『私の留学は失敗だった』と言えるでしょう。
最後の文章はまさに私への言葉でした。
絶対に失敗だったなんて言わせない。ただそれは留学後の事です。
私は若かったのもあって将来の事で悩んでいましたが
そんなあの時の私にアドバイスするとしたなら
”とりあえず行って、全力で楽しんで来い。後の事は後の自分に任せろ!”
と言ってやりたいです。
留学成功の要因
先ほどの話と照らし合わせると『留学の成功』について定義しないといけません。
つまり『なにがあったから成功と言えるのか』ってことですね。
私の場合は以下の2点です。
- 語学を習得した
- 貴重な経験ができた
語学に関しては先ほども出した前の記事をお読みください。
よく聞くのは『結局英語が全然習得できなかった』パターン。
私の場合、上に上げた勉強法でしっかり喋れるようになったのが大きかったです。
もう少し掘り下げてみましょう。英語が習得できなかったパターンで多いのが
『結局いつも日本人と一緒で、ほとんど英語を話す機会がなかった』といったもの。
確かにそういう人はいますよね。ただ、日本人とばっかり一緒にいることだけが
悪いとは思いません。最初のうちは不安ですしね。
私もそうでしたが、人見知りするタイプでした。(周りには嘘だ!と言われますw)
なので『人見知りだから喋れない』→『英語をしゃべる機会がない』
→『間違った英語をしゃべって恥をかきたくない』→『英語が喋れない』
という負のスパイラルに突入しかけた時期がありました。
何かきっかけがあった訳ではなく、一念発起して英語を必死に勉強しました。
そうして『ちょっと話せるようになる』→『英語を使ってみたくなる』
→『まずは友達と話す』→『意思疎通ができる。楽しい!』
といった上達への階段を昇って行ったわけですね。
そうして終わった後で振り返ると、語学面での満足度はかなり高かったです。
最初の要因は”英語の勉強”ですね。
2つ目の事ですが、貴重な経験。実はもうこの記事の中にヒントが出てたりします。
それは”自分でお金を貯めていったこと”
どういうことかというと
私は1年8カ月ほど工場で働いて、200万円ぐらい貯金して留学しました。
その期間でさえも私にとっては誇らしいもので
親の支援で行っていたのでは、こうも誇らしい気持ちにはなれなかったでしょう。
留学中も全て”自己責任”でした。
先ほどの言葉でもあったように、この留学が成功するかは自分の行い次第。
しかも全額自分で出しておいて、失敗だったんじゃ話にならない。
こういった気持ちもあったので、自分にとって楽しめなかった要因である語学について
しっかり取り組めたんだと思います。
留学中は本当に楽しい事ばっかりでした。
私はサッカーをやっていたので、学校終わりによくサッカーをしていました。
あの時の経験は忘れられません。色んな国から人が集まっていましたので
国際色豊かなチームでした。
『南米の人のテクニックすげー!!』とかありましたし
何より日本人同士でサッカーをする楽しさ!!息が合うあの感じ!!
とっても興奮しました。
しょっちゅう脱線しますね。つまり何が言いたいかというと
私の中で『せっかくここまで来たんだから、楽しまないと!』と思えて
積極的に仲間に入っていきました。
恥ずかしがり屋だったのですが、とっても楽しかったし、参加してよかったです!
先に出たように、決して日本人同士で集まってしまうのは悪いことだとは思いません。
ただ私の中で『留学に成功するのは自分次第』という気持ちと
『自腹でここまで来ているんだ。失敗するような流れにしたくない』と
自分に良い意味でブレーキがかかっていましたね。
ということで2つ目の成功要因は”自費での留学”としておきましょう。
楽しい留学になるために
これはオーストラリアのシドニーにいた時の写真です。
ちょうど年越しのNew Yearでした。今でもはっきり覚えています。
オーストラリアで過ごした1年間、とても楽しい思い出です。
先に話した”記憶を消してもう一度行きたい”という話。
私は今から行く方がうらやましいです。
あの体験を一からできるのでしょう!?いいな~(*’▽’)
今は難しい時期ですが、ぜひ素晴らしい留学生活を過ごしていただければと思います
お読みいただきありがとうございました。
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